ロボアドバイザー積立投資
ロボアドバイザー投資とは?
ロボアドバイザー投資、中でも一般的な全自動型(投資一任型)のロボアドバイザー投資とは、個人投資家の資産運用において最適な資産配分はもちろんのこと金融商品の選定・売買・リバランス(資産構成の見直し)などに至るまで、AI(人工知能)・FinTech(金融テクノロジー)を最大限に活用して自動で行ってくれる最新の資産運用サービスのことです。
ロボアドバイザー投資は投資家一人一人の年令・収入や投資スタンスなど様々なデータを基に個人に合った最適な金融商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案してくれます。
更には世界中のマーケット動向を調査・分析し、今後の経済見通しを推測して資産配分割合を適切にリバランス(資産構成の見直し)して運用をトータルサポートしてくれますので、投資の手間がほぼ無くロボアドバイザーにお任せで資産運用が可能になります。
また、投資において損失に対する恐れや焦りなどに左右されて合理的な行動がとれない「心理的な壁」は、資産運用に失敗する大きな要因のひとつといわれていますが、資産運用を自動化するロボアドバイザーを活用することで、心理的な壁に邪魔されることなく、適切な資産配分の維持や積立投資の継続といった合理的な資産運用することが可能になることがロボアドバイザーの最大のメリットとなります。
現在、そうした”完全おまかせ型”の商品としては、証券会社や銀行のラップ口座がありますが、最低投資金額が300万円以上で利用時の手数料が投資金額の2~3%であることから、いわゆる富裕層向けのサービスがメインとなっていました。
一方でロボアドバイザー投資には、最低投資金額1万円~、手数料1%以下で利用できるものが次々と登場しており、手軽に低コストで最新の金融テクノロジーを利用できることが大きな魅力となっています。
このように投資一任型のロボアドバイザー投資は、投資にかける「時間と手間をほぼゼロ」にできますし、比較的低コストで最新テクノロジーのAI(人工知能)を利用できることから、投資を始めたいけれどどんな金融商品を選べばいいのかよくわからない「投資初心者」の方や投資経験・知識が豊富でも仕事などで「忙しくて投資にかける時間がなかなかとれない」方向けの最先端の投資スタイルとして今注目を浴びているサービスなのです。
また現時点では(2018年3月)ロボアドバイザーの口座と税制優遇のあるNISA口座・つみたてNISA口座・iDeCo(イデコ)口座などを連動させることはできませんので、それらとの口座とは別のロボアドバイザー口座で新たに資産運用することになります。
ロボアドバイザー積立投資のメリット・デメリットまとめ
- ロボアドバイザー専用の人工知能(AI)に資産運用を任せっぱなしにできる
- ロボアドバイザーがユーザーに併せた運用先を決めてくれるので自分で金融商品を選ぶ必要がない
- リバランス(資産配分の最適化)を自動で行ってくれる
- 利用手数料などのトータルコストは1%前後となっていて低コストのインデックスファンドなどに比べるとやや高めになる
- NISA口座・つみたてNISA口座・iDeCo(イデコ)口座などとは連動できない
おまかせ型(投資一任型)ロボアド投資 サービス比較一覧表
サービス名 | WealthNavi | THEO+docomo | ワンコイン投資 | ON COMPASS | 楽ラップ![]() |
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運営会社 | ウェルスナビ株式会社 | 株式会社NTTドコモ | 株式会社FOLIO | マネックス証券 | 楽天証券 |
初回最少投資額 | 10万円 | 1万円 | 500円 | 1000円 | 10万円 |
自動積立 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
積立額 | 月1万円~ | 月1万円~ | 週500円~ | 月1000円~ | 月1万円~ |
投資対象 | 米国ETF6-7銘柄 | 米国ETF最大 30銘柄以上 |
米国ETF8銘柄 | 国内外ETFを 運用する投信 |
国内投資信託15本 |
継続利用で手数料割引 | ○ | ○ | × | × | × |
運用パターン | 5通り | 231通り | 1通り | 8通り | 9通り |
ポートフォリオの見直し | 半年に1回 | 月に1回 | 月に1回 | 3か月に1回 | 3か月に1回 |